JRAのオッズと海外ブックメーカーの違い

最近はJRAでも海外競馬の馬券が買えるようになりましたが、ブックメーカーで購入するときには払い戻しの考え方にJRAとは明確な違いがあるので注意が必要です。その違いとはJRAのオッズは投票率によって決まり、ブックメーカーは各社の予想担当者が独自に決めるということです。

JRAの場合、馬券購入が締め切られた時点で倍率が確定し、その倍率にしたがって払い戻し金額が決定します。ですから、的中した時にいくらの払い戻しがあるのかは購入した時点ではわかりません。例えば馬券購入時点では4倍であっても締め切り時点で2倍なら2倍の払い戻ししか受けることができません。逆に購入時点で2倍であっても確定倍率が4倍なら4倍の払い戻しを受けることができます。ところがブックメーカーの場合は購入した時点での倍率が採用されます。購入時の倍率が4倍なら払い戻しも必ず4倍になります。ブックメーカーのオッズも絶えず変動しますが、購入時に倍率が確定している分だけ期待値の計算がしやすいというメリットがあります。

また、JRAの場合はレース前に競走馬にトラブルが発生し出走取消になった時にはその競走馬絡みの馬券は購入者に返還されますが、ブックメーカーの場合は出走取消になったとしても返還されることはないということも違いの1つなので覚えておきましょう。

ブックメーカーは海外スポーツの予想に最適

ブックメーカーでは、海外のスポーツにもベットできるメリットがあります。最近では、日本人の野球選手がメジャーリーグで活躍したり、サッカー選手がヨーロッパのクラブチームで活躍するケースが増えています。また、日本調教馬が海外レースで優勝することもあります。こうした事情から、海外スポーツに詳しい人々もよく見られるようになりました。そして、海外スポーツの知識をお金に変える方法として、ブックメーカーを活用する方法があります。特に、海外競馬の予想には有利な方法と言われています。その1つの理由として、馬券を買うよりもオッズの決まり方が公正だからです。

馬券を購入する場合、パリミュチュエル方式によってオッズが決まります。これは、売上を一旦主催者が全て受け取り、そこから利益や経費を差し引いたうえで配当金を決める方法です。最終的なオッズは、馬券の発売が締め切られるレースの直前まで判明することはありません。

一方、ブックメーカーで採用されている方法はブックメーカー方式というもので、当選した場合、購入時点のオッズに基づいて配当を受け取ることができます。つまり、後者の方が自分でオッズを選択することができますし、透明性が高いということがわかります。そして、ブックメーカーを利用すると、海外競馬の配当を魅力的なオッズで受け取ることができるケースもしばしばあります。

大切なブックメーカー会社の選び方

ブックメーカー会社は、競馬を含めスポーツを対象にした勝敗予想を利用することが出来る企業です。欧米ではポピュラーは娯楽のひとつで、インターネットでも利用することが出来ます。

ブックメーカー会社を選ぶ際に気を付けておきたいのはなんといっても、多言語対応してることです。英語が得意ならばそうでなくとも問題ありませんが、そうでない場合は日本語でのメールサポートを行っているなど、しっかりとサポートしているブックメーカー会社を選ぶようにしましょう。

競馬の場合、同じレースでもブックメーカー会社によってオッズが異なります。高配当をしているブックメーカーで賭けるようにしましょう。払戻金が多くなりますので、収益を大きく左右します。登録するブックメーカー会社が多いほど、有利になります。

海外競馬でもJRAのレースでも、多くのブックメーカー会社からオッズを比較して、1番の高配当で勝負すれば、競馬の収益はプラス方向になることでしょう。

パリミチュエル方式とブックメーカー方式

日本の競馬で採用されているパリミチュエル方式は、フランス発祥のベット方法で、参加者全員のベット金額をプールし、その総額から運営側の手数料を差し引いた残りを的中者で分配する仕組みです。

この方式では、オッズが固定されておらず、レースが終了するまで最終的な配当額が確定しない点が特徴です。

具体的には、オッズは参加者のベット金額の割合によって変動します。例えば、ある馬に多くのベットが集中すれば、その馬のオッズは下がり、逆に人気がない馬のオッズは上がる仕組みです。

このため、パリミチュエル方式では、最終的な配当額を正確に予測することが難しく、初心者にとっては少し分かりにくい部分もあります。

また、手数料が固定されているため、オッズが上昇しづらいというデメリットもあります。

日本の競馬では、手数料率が25%前後と比較的高めに設定されており、この影響で実際に分配される金額が減少することがあります。一方で、公平性と透明性が確保されているため、多くの参加者に支持されているのも事実です。

ブックメーカー方式は、ブックメーカーが提供するオッズに基づいてプレイヤーがベットを行う仕組みです。

この方式では、参加者間でのベット金額の分配ではなく、ブックメーカーが提供するオッズに基づいて配当が決まるため、オッズが固定される点が特徴です。

例えば、あるレースで特定の馬に対してオッズが「5.0」と設定されている場合、1000円をベットすると、的中時には5倍の5000円が配当として得られます。

オッズはレース前に変動することもありますが、一度ベットを行えば、その時点のオッズが確定するため、配当額が変わる心配がありません。この点は、パリミチュエル方式との大きな違いであり、プレイヤーにとって予測しやすいメリットとなっています。

さらに、ブックメーカー方式では、提供されるオッズが市場の需給によって調整されるため、競争が激しいイベントほどプレイヤーに有利なオッズが設定されることが一般的です。

また、選べるベットの種類が豊富で、1着を当てる単勝ベットだけでなく、複数の条件を組み合わせた複雑なベットも楽しむことができます。